イタレリ　1/72 　バレンタインMK1　　キット作例　　　　　　　　　　　　　　トップページに戻る
　Italeril 1/72 Valentine MK1 　

　キット内容については、こちらのページをご覧ください。

　　本作例はほぼ無改造。フェンダーの縁を薄く削ったのと、排気管の穴部分を少し削った程度です。手すりの類すらキットのままという手抜きっぷり。アンテナは伸ばしランナーです。写真を見るとアンテナ線というのは意外と太いので、細すぎない様にしました。

　最近はWARHAMMERというミニチュアゲームのフィギュアを主に製作しているのですが、ミニチュアゲームの製作方法は、極力キットのディテールには手を加えずにとにかく塗装で全部表現するというやり方で、それが新鮮だったのでAFVのモデリングにも適応してみました。手すりの本来空いている部分を黒で塗りつぶしているのはそういう技法のひとつ。

　今回塗装に使用したのは主にファレホで、細部はシタデルカラーも使用。ゲームフィギュアと同じ塗料を使用しています。
　ファレホやシタデルカラーの特徴は塗膜が薄く仕上がるという事で、筆塗りでも筆跡が目立たないのが大きな利点。ドライブラシも薄く重ねる事が可能です。ミニスケールAFVの塗装には向いていると思います。

　ただ、塗膜があまり強くなくエナメル系溶剤で溶けてしまうという欠点があり、タミヤエナメルやミグウォッシュなどのエナメル系塗料でスミ入れする際は、事前にファレホのフラットバーニッシュ（つや消し保護塗料）を薄くエアブラシで吹き、塗膜を保護してからスミ入れをすると上手くいきます。
　なお、シタデルの水性ウォッシュ塗料もスミ入れに試してみたのですが、この塗料は後からふき取る事が出来ず表面が汚くなってしまい、戦車の塗装にはあまり向かない様です。
　
　汚しについては、ファレホやシタデルカラーでチッピングを描いた後、伝統のパステル汚しで仕上げています。そのうち流行のピグメントも試してみたい所。
　

　塗装レシピ
　車体　　　　　　　　デザートイエロー
　キャタピラ　　　　ガンメタル+ダークグレー+ブラウン　
　ゴム部分　　　　　ブラック＋グレー
　機銃、　　　　　　　ガンメタル