イタレリ 1/48 AB-205/UH−1D キット紹介                             トップページに戻る
*この記事は、以前ブログで公開していた物の再録です。


パッケージ写真


 イタレリ 1/48 AB-205/UH-1D 定価 2100円   
 本キットはイタリアのアグスタ社でライセンス生産されたバージョンとなっていますが、キット内容はUH−1Dと殆ど一緒で、デカールも米陸軍のUH−1D仕様も付属しています。

 UH−1Dと言えば、超有名機で腐るほどキットがあるハズ、、、と思いきや、現在それなりに入手可能な1/48のUH−1Dは実はこのキットしか無いです。フジミ1/48はUH−1Bでしかも入手困難。レベルモノグラム1/48もB型。
 UH−1は、現在でも国内外で広く使用されている有名機種なので、国産でもいいキットが各スケールで欲しい所。


キットパーツ写真


 イタレリ1/48キットのパーツ構成。割と最近のキットですが、イタレリらしく非常にシンプルな分割で、1/72を拡大した様な印象。ランナーも、
大判二枚とクリアパーツのみで、300円ガンプラの様な単純さ。
 近年の他メーカーの、内部のエンジンパーツなどをごちゃごちゃと付け、十枚以上もランナー枠を使う他社キットからすると、いかにも物足りない印象ですが、反面、非常に作りやすそうでホッとする内容でもあります。元来、イタレリキットは「シンプルでそこそこの出来」がウリなので、時流に流されず自社の作風を貫くイタレリはある意味偉大かも(笑)。




 キットのモールドは、少し浅めのスジボリと細かい凸リベットのモールドが施されていて、まずまずの雰囲気。元々、実機もシンプルな機体なので、悪くない表現だと思います。コクピットとキャビン内部も再現。



 AB−205用に追加されたパーツは、写真に写っている救護用のウィンチのみ。その横に計器版パーツが見えますが、割とリアルなモールド仕上げです。


 透明パーツ。割と昔風の、透明部分のみクリアー化した分割。部分的にヒケが見えるのがちょっと難点。


デカール写真


 デカールは、イタリア軍救護ヘリとイタリア軍使用のAB−205二種と、米陸軍のUH−1Dの計3種。


 全体にシンプルなつくりのキットですが、キャビン内部などは意外と細部も作りこまれているので、ストレート組みでも十分な仕上がりにはなると思います。最近だと、内部を作りこみたい人には別売りのエッチングやレジンパーツがあるので、キット自体はシンプルな方がむしろ良いのでは、とも思います。