ICM 1/72 ポリカルポフ I-16 タイプ18 キット紹介 トップページへ戻る
ICM 1/72 I-16 type18
パッケージ写真
キットパーツを仮組みしてみた所。
プロポーションは見事の一語。I-16の1930年代風味のレトロな美しいスタイルを再現していると思います。鈍臭いデザインと片付けられがちですが、開発年代を考えれば当時なりの高速機の一つの到達点で、尾翼周りなどは特に複雑で美しいラインで構成されています。ICMのキットは各翼端も薄く仕上がっていて、飛行機として重要なポイントもきちんと押さえています。
と、外形的には文句が無いのですが、そこはやっぱり旧ソ連圏のキット。各部に細かいバリやヒケ、歪みが見られるので、その辺をきちんと修正しないとぴったりとパーツがはまりません。機首周りも凝り過ぎの分割のため、組み立てはやや手こずります。これでもICMのキットとしては楽な部類ですが、ハセガワキットの様にはいかないので、国産に慣れている人は注意が必要です。
ICMのI-16は1/72では最高の出来で、東欧キットに慣れている人には文句無くお勧めしたいキットです。ただ、パーツの合わせなどの組み立て易さはハセガワ1/72に軍配が上がるので、たくさん量産したい場合はそちらを選んでもいいでしょう。