バンダイ SDガンダムBB戦士257 フリーダムガンダム 仮組みレビュー    トップページに戻る


バンダイ BB戦士257 フリーダムガンダム 定価500円  

 本キットは、ガンダムSEEDのTVシリーズ放映直後の2003年11月に発売。
 
 バンダイのSDガンダムシリーズは結構人気に波があって、本家のリアルタイプを上回る大人気の時もあれば、イマイチで模型店でもあまり置いてない不人気の時期もけっこうある。
 このBB戦士版フリーダムは、あまりBB戦士が流行ってない時に発売されたためか店頭であまり見かけず、一時期はプレミアが付いていたほどです。ただ、最近はBB戦士の人気が盛り返してこのキットも再販がかかっているので、むしろ入手はになっていると思います。

 

 BB戦士フリーダムのパーツ写真。

 BB戦士シリーズのガンプラは、No190番代くらいの時に一大進化があって、旧来はオモチャっぽい構成のキットが主流だったのが、新金型のZガンダムの頃からMGやHGの技術を取り入れた新世代のSDガンダムキットに生まれ変わっています。
 フリーダムは、その新世代の方のキットで、ご覧の通り、多色成型パーツに加えてHGと共用のボールジョイントポリキャップを採用し、SDながらHGUCシリーズと同等に近い豪華なキットとなっています。
 モールドの仕上がりは最新キットと比べると少し甘めで、部品点数を少なくするため、パーツの裏側に抜き穴が目立つ部分もありますが、500円のキットとしては十分な内容。



 HGシリーズと同じPC-123ポリキャップ。同価格帯の廉価版SEEDキットよりも優遇されていて、廉価版しか出てなかったSEED量産機にうらやましがられた(?)事も。


 BB戦士フリーダムのキットを組み上げて、付属のホイールシールを貼った状態。
 色分けは完璧とは言えずあちこち単色のままですが、ギリギリ見られるレベルか。プロポーションはかなり良く、TV放映中に発売したリアル等身のキットよりむしろいいかも。SDながら胴体や手足のメリハリも利いていてカッコイイ。

 各関節にはHGと同じボールジョイントが採用されていて、腰も回転するため非常に良く動きます。微妙に各部をひねったポーズもご覧の通り。

 肘は二重関節でここまで動く。ビームライフルも自然に構えられる優れもの。

 目の部分のホイルシールは、つまようじなどでモールドに沿って圧着させると、目の黄色い凸モールドをきっちり浮き上がらせる事が出来ます。ホイルシールは意外と伸びて表面モールドに馴染む素材なので、太目のスジボリに馴染ませる事も可能。

 フリーダムお約束の羽根展開と一斉射撃モード。ほぼHGと同じギミックをこなします。だた、肉抜き穴が目立つのがご愛嬌。

 あと、このキットはビームサーベルが付いてないのが欠点です。折角ポーズが決められるので、他キットから流用するのが吉。


 いつものGM君との比較。近年のBB戦士は初期のシリーズよりひとまわり大きく、5〜600円だとむしろお買い得になってるかも。
 このBB戦士フリーダムは、沢山出ているフリーダムの中でもベストキットの一つだと思うので、買い逃していた人も購入する価値があると思います。十年前のBB戦士キットしか知らない人だと、最近のシリーズの進化に驚くかも知れません。