バンダイ HG 1/144 OO(ダブルオー)ガンダム 仮組みレビュー            トップページに戻る



バンダイ 1/144 HG ダブルオーガンダム 定価 1000円  

 本キットは2008年9月の発売。言わずと知れた「機動戦士ガンダムOO」の第二シーズンの主人公メカです。

 当方、模型店の店舗を畳んでからは商品としてガンプラを扱う事が無くなったので、アニメを見る事もなくなりすっかり疎遠に、、、。
よって、00ガンダムも殆ど見ていないのですが、この新主人公ガンダムは前主人公機ガンダムエクシアの強化版みたいなデザイン。前より筋トレしてちょっとたくましい姿になってる感じです。

 今回のOO第二シーズンのプラモはFGシリーズが廃止されたそうで、1/144はHGのみの展開。個人的にはFGが好きだったので残念ですが、SDガンダムが好調らしいので住み分けになっているのでしょう。



 1/144OOガンダムのパーツ写真。HGグレードながら1000円という安価な価格設定のためか、最近にしてはランナー枚数は少なめ。しかし、パーツ分割はかなり細かく、小さな部品も多いです。

 今回の1/144HGキットの特徴が、ご覧の透明パーツの多さで、機体の各部に透明な部品をはめ込む様になっています。
 ただ、この透明パーツがやたら細かいのと、ランナーから切り離す時に傷がつきやすく、ちょっと組み立ての難易度が高い場所かも。よく切れるニッパーとデザインナイフを使って注意して切り離しましょう。あと、コストダウンのせいか色が付いてないのはマイナスかも。

 最近のHG系に付属している新金型のポリキャップ。以前の物より小型化され、間接も細く作れるなかなか優れた設計。

 パーツを組んでみた所。今回はホイールシールも貼ってあります。アンテナ類はちょっと加工(後述)。
 色分けは完全ではないものの、シールを貼るとまずまず見れる仕上がりにはなります。モールド、部品の合わせなどは最新キットだけにほぼ完璧な仕上がりで、申し分無し。
 ただ、1000円という価格縛りのせか、肩の追加シールドなどが付いていないなど、付属武器はちょっとさみしい。ビームサーベルの刃も無いし。その辺はハイコンプロやロボット魂などの完成品にちょっと劣る部分。


 実は、この状態がキットをストレートに組んだときの物。アンテナが非常に太く、そこに更にシールを貼るのでどーにも不細工。

 で、アンテナ類をカッターとサンドペーパーで削ってスッキリ成型。アンテナの黄色部分のみ塗装しています。
 これで印象は大幅UP。素組みでもここはやっておいた方がいいです。

 新型ポリキャップの威力もあって可動範囲は見事なもの。肘、膝とも二重関節で180度近く曲がります。肩や足首の可動範囲も十二分。

 左右の腰にホールドされている大剣は、一部差し替えでビームライフルに変形可能。


 恒例の他キットとの比較。標準体形のHGUC版GM君と。
 OOシリーズのMSは、体形こそスマートですが、1年戦争のMSと同等のボリュームがある事が判ります。SEED期より若干大型化した感じ。

 この1/144HGダブルオーは、低価格化のための省略が若干見られるものの、かなりコストパフォーマンスは高いキットだと思います。意外とSEED期とは異なるテイストの部分が多いキットなので、ガンプラから少し離れていた人が組むとけっこう新鮮に感じられるかも。