バンダイ 1/144 HG ウイングガンダムゼロカスタム 仮組みレビュー            トップページに戻る

*この記事は、以前ブログで公開していた物の再録です。


今回は、「羽根ガンダム」の元祖こと、ウイングガンダムゼロカスタムの紹介。

バンダイ 1/144 HG ウイングガンダムゼロカスタム 定価 1050円


ウイングガンダムと言うのはTV版の元祖ウイングG、ウイングゼロ、そしてエンドレスワルツ版のウイングゼロカスタムの三種類がありますが、やはり最も代表的なのは、このウイングガンダムゼロカスタムでしょう。  この、でっかい鳥の翼を背負った「天使ガンダム」の突拍子も無いデザインのインパクトは凄く、この後のフリーダムやデスティニー等、「羽根しょったガンダムでないと売れない」と言うジンクスを作った元ネタでもあります。  インパクトのあるデザインのため、完成品やSDガンダムネタでも引っ張りだこの人気で、OVA出身にも関わらず、非常にメディアに良く登場するガンダムでもある。ある意味、カトキデザインの代表作と言えるかも。

 今回は、ちょっと前に製作途中で止まっていた物を紹介。よってパーツ写真は無しです。写真の物は、パーツ工作の一部は既に終わり、アンテナはキット状態からシャープに加工済みです。キット自体は1998年の発売。HGUC以前のキットですが、最近のバンダイ製品に繋がる設計手法は既に確立しており、今の新製品とさほど違和感無く組めます。確か、このエンドレスワルツシリーズがHJ誌が企画協力していた気が。  

 正直、今回組んだ感想は、「すごく組みやすい良いキット!」でした。プロポーション、ディテール、組みやすさのバランスの取れた好キットだと思います。 意外にも部品点数は非常に絞られていて、パチパチと簡単に組める。最近の色分けが多すぎて細かい部品の多いHGシリーズに比べると、むしろストレスが無く組めます。

 また、部品の後ハメ方式が各所に採用されていて、肩パーツなどは、写真の様に最初から後ハメできる様になっています。これは凄い。この後のHGガンプラは何故後ハメじゃないのか(苦笑)。

 パーツ数が押さえられているので可動範囲自体はさほど広くないです。特に足首はあまり動かないですが、個人的にはこんなものかな、と。パーツの色分けも最新キットと比べると不十分なのかな。このガンダムは飛んでいる情景が圧倒的に似合うので、別売りのスタンドに取り付けられる様に、股間に接合穴を開けると良いかも。

 背中の羽根は、一応大気圏突入モードにもなります。羽根の可動範囲はけっこう広い。羽根の材質は、普通のプラとは違うちょっと柔らかめのプラ(アサフレックス?)ですが、一応サンドペーパーで削り加工は可能の様です。

 本キットで気になった軽め穴は、ウィングの基部パーツのこの部分位。エポキシパテで埋めれば直ぐに修正可能。  

 本キットの欠点は、旧ウイング1/144シリーズと同様に、ポリキャップが露出していて、しかも手首全体がポリ成型だという点。 一応、手首の出来自体は良いので、手首の甲の部分のヒケをアルテコ瞬接パテで埋めてみました。

ともかく、素性は非常に良いキットなので、古いキットだと敬遠せずに、是非一度作ってみて欲しいと思います。

タムタム
1/144 HG ウイングガンダムゼロカスタム
販売価格 735円