バンダイ ハイコンプロ フォースインパルスガンダム リタッチ完成品                    

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「♪ぼっくはレゴランド生まれのヒーロージャックッストーン!
でも今はリストラされちゃったしがないニートさぁ〜♪ 
 、、、、、アレ、そこのインパルスガンダム君、何しょんぼり
してんの?」

「・・・・・俺なんて、もうどうでもいいんだ、、」

「なんか元気無いなあ。キミも人気が無くてプラモが不良在庫の山
でショックなのはわかるけど、ボクもゼンゼン人気が無くって最後は
叩き売りさっ。マア玩具じゃよくある事さ。気にすんなよ〜。」

「ありゃ、よく見るとキミの体の塗装、ムラムラじゃん!
マスキングもヨレヨレ、、、。」
「私たちハイコンプロの完成品は、みんな塗装も綺麗
に仕上がってるんだけど、なぜかインパルス君だけ
すごく塗装が甘いんだ。」
「彼だけ仕上がりが悪いなんて不公平よねえ。なんか
可哀相で、、、。」
「うーん、我々レゴフィグは成型色とプリントで済ませてる
んだけど、塗装工程はムズカシイからなあ。インパルス君、
色分け多すぎるし。」

 「インパルス君に元気を出してもらうため、私たちで
ちょっと塗装を直す事にしました。」
 「原色の多いアクリル絵具でボディ色を調合して、ムラに
なっている部分を塗り直そう。ついでにランナーゲート部分
もタッチアップすると良いよ。」
 「塗装し終わったら、GSIクレオスのつや消しトップコート
スプレーを全体に軽く吹き付けると、塗料がはがれにくく
なるわよ。」

 「ジャーン!塗りわけが多くて大変だったけど、何とか
完成したわ。」
 「おー、見違える様だねっ。マア、いまさら塗装を直しても
人気が復活するとは思えないけど、良かった良かった。」
 「これで我々と一緒に並べても見劣りしないね。」

 「、、、、ありがとう、こんな俺を、、、ぐすっ。」
 

「、、、、って、良く考えたら、そこの青いのなんかさんざん言ってたよな?
人気が無いとか在庫の山とか、、、ちくしょう・・・
ピキーン!うおあああーーーーっ!!」

「わーっ!突然キレて種割れしたあっ!」
「そんな性格だから嫌われるんだよっ!」 



 バンダイ模型事業部(旧バンダイ模型)開発の完成品トイ、ハイコンプロ。
 玩具事業部開発のMSIAと異なり、殆どが硬質なABSプラスチック製で、
トイながらプラモデルに勝る精密ディテールを持っている、というのがウリ。
 ただ、このインパルスガンダムとザクウォーリァのみどうも塗装がかなり甘く、
仕上がりが非常に良くない様です。ザクウォーリアの方は塗装部分が少ないので
さほど目立たないですが、インパルスガンダムの方はちょっと辛い。

 素材がABS樹脂という事で、ヤスリがけや塗装は割りと簡単なので、この際
思いきって再塗装してみましょう。塗料はプラモデル用で十分ですが、本作例では
アクリル絵具を使用。今回は全塗装は行わず、ムラの目立つ青や黄色の部分を
中心にリタッチ。
 塗装の際は、玩具表面に結構油が付いているので、あるていどパーツを分解した
後、シンナーで軽く塗装面をふき取ってからリタッチすると良いです。リタッチ後、塗装
の剥がれ防止にGSIクレオスのトップコートを全体に軽く吹いて仕上げます。
 また、好みによりパネルラインにスミイレ等を入れても良いかも。

 また、ハイコンプロシリーズ全般に言えますが、組み立て式の武器やフォースシルエット
等のオプションパーツは、ランナーを切り離したゲート跡が非常に目立つので、その部分は
こまめにタッチアップしてやると良いです。塗装はちょっと苦手で、、、という人は、ガンダム
マーカーを利用すると良いです。タッチアップ程度ならマーカーでも十分。


 分解して構造を見て判ったのですが、このインパルスガンダムはカラーリングの
大半を塗装に頼っていて、特に青部分は全部塗装のためちょっと工程に無茶が
ある様です。プラモデルは色分けされているのに玩具はそれが出来ていない、と
いのは何か変だなあ。玩具についてはちょっとまだ試行錯誤の様です。

 あと、SEED系のMSはちょっと色数と塗り分けが多すぎる気がするので、もう
ちょっとデザイン時点で簡略化した方が良いかな。
 塗り分けが複雑だと、イロプラの工程も複雑化するし、玩具の塗装工程も増える
し、子供では塗装出来ない代物になるし、アニメーターも大変、と良い事は無いん
じゃないかなあ。