HG 1/144 ガンダムAGE-1ノーマルのパーツ写真。
最近のHGガンプラにしては珍しく、主ランナーが三枚のみというシンプルな構成。ただ、ランナー枠の中にみっちりと小さなパーツが並べられていて、パーツ数そのものは少し多め。ポリキャップはOOセカンドシーズンのキットと共通のPC-001で、ビームサーベルは透明パーツの物が付属。
HG AGE-1のパーツを組んだ状態。
前作OOのモビルスーツに比べるとかなりシンプルなデザインで、装備品や武装も最小限の物。
明らかに初代のガンダムを意識したデザインで、RX-78の2011年風アレンジといった所か。Vガンダムやストライクガンダムも初代ガンダムを意識した印象でしたが、どうもガンダムのデザインは複雑化と原点回帰リセットを繰り返していくパターンの様ですね。
ただ、原点回帰と言ってもやはりRX-78とはかなり違い、今回のAGE-1はほとんどの面が複雑な平面の組み合わせで構成されています。特に足の部分はかなり複雑な形状。あと、最近の傾向に沿って相当に細身で足が長いプロポーションになっています。
このキットはかなり可動を重視した構造で、最近のHGでも標準以上の可動範囲。特に股関節の自由度がやたら高いです。
ただ、足首についてはデザインの関係上少し可動に制限があるのと、足首のジョイント部分が丸見えになる事があるのが難点。あと、首のポリパーツもちょっと目立つかも。
AGE-1のビームサーベルは腰の左右のサイドアーマーに装備されています。二本とも分離するので二刀流も可能。
ビーム刀のパーツは何故か長いのと短いのが二本づつ、計四本付いています。どうもHGエクシアのビーム刀を流用している様です。
AGE−1用ビームライフル。デザインはシンプルですが、パーツを組み替える事によって三つの形態を再現可能。
一番下の形態は銃の前半部分を外した状態ですが、いかにもSFガンっぽい面白い形状。
シールドに関しては、何のギミックも無いシンプルな物です。左腕の溝に取り付けますが、ちょっと落ちやすいかも。
おそらくモチーフの元と思われるRX-78との比較。写真はHGUCガンダムです。
各部に付いているパーツの配置や配色は良く似ていますが、やはりプロポーションや全体の印象はかなり異なります。AGE-1の背中のウイングは、一応ガンダムの背中のビームサーベルを模している様です。RGのRX-78となら並べてももう少し違和感が無いかも。
前作TVシリーズの主人公機OOガンダムとの比較。
今度は、逆にAGE-1が大人しいデザインに見えてきます。近年のガンダムにしては非常にシンプルな主人公機だという事が良く分かりますね。
今回の新主人公機であるAGE-1は、手堅いつくりで可動についてはかなり凝ったキットですが、これと言った特長の無いベーシックなガンダムなので、新鮮味という点では今ひとつかも。ただ、今後に様々な拡張要素が出てくると思うので、それらのキットが揃ってからまた見直したいと思います。とりあえず、価格はお手ごろな設定になっているので、気軽にお試しで購入するにはいいキットだと思います。