バンダイ SDガンダムBB戦士316 ダブルオーガンダム 仮組みレビュー    トップページに戻る


バンダイ BB戦士316 ダブルオーガンダム 定価630円  

 本キットは、ガンダムOOセカンドシーズン放映年の2008年に発売。
 
 ガンダムOOのアニメは、第一シーズンは見ていたのですが、あまり乗らなかったので第二シーズンは見ておらず、アニメに登場したダブルオーガンダムについては殆ど知りません。「世界の紛争を無くするために、戦闘中の軍隊ごと紛争を潰すガンダムチーム」という設定に、さすがに無理を感じたのが視聴を挫折した理由です。

 アニメやプラモデルの人気は前作ガンダムSEED程の熱気は感じませんでしたが、それなりの人気は得た様で、SEEDシリーズ並かそれ以上の種類のキットが発売され、模型売り場の棚を賑わしました。
 ただ、SDガンダムBB戦士シリーズについては、同時期にケロロ軍曹やSD三国伝が大人気だったためか、OOのモビルスーツはあまりBB戦士ではキット化されず、主役級のガンダムが数種類発売されたのみに留まっています。

 BB戦士ダブルオーのパーツ写真。
 SEEDシリーズの時に比べるとややシンプルな構成で、ポリキャップはSD三国伝などのキットにも使用されているBB戦士専用の物が使われています。
 モールドは最近のキットだけあってかなりシャープ。


 BB戦士ダブルオーのキットを組み上げた状態。付属のホイールシールも貼っています。
 成形色の色分けは大まかな部分のみで、アンテナなど細部はシールでカバーするという仕様。ダブルオーガンダムの特徴であるクリアグリーンのパーツが各部に散りばめられています。
 ダブルオーガンダムは、両肩に大きな太陽炉を装備しているのが特徴ですが、SDディフォルメにより更に肩のボリュームが増し、やたら横幅のあるシルエットになっています。脚を大股開きにしないとポーズが決まらないほど。

 ビームライフルとGNソードの両方を兼ねる手持ち武器は、先端部分のパーツを一度はずして90度回転させてはめ直す事によってギミックを簡易再現。
 二本のGNソードを連結する事も可能です。ちなみに、下の写真は刃の向きが間違っていました。あー、でも、見た目はあんまし変わりないかも、、、、。

 ダブルオーシリーズになってからは、SEEDのBB戦士であった腕のヒジの可動が省略されていて、そこはちょっと残念な点。お陰で武器が少し構えにくい。
 逆に進歩した部分は、脚パーツが左右分割の二パーツ構成になった点。これで、BB戦士に付き物だった脚の内側の肉抜き穴が無くなり、見た目が大幅に良くなっています。
 

 肩の太陽炉が付いたアーマーは、ボールジョイントと軸可動の組み合わせで非常に良く動きます。適当にポーズを付けてみた所。



 頭部横の丸い部分は、1/144HGなどと同様、下に金属色のホイルシールを貼ってから、透明パーツを上から被せる様になっています。SD体型だと頭が大きいので、リアル頭身のモデルより更に見栄えがします。



 両肩に付いているGNシールドは、取り外して上下に合わせて腕に取り付ける事も可能。SDながらこの辺のギミックに抜かりは無いです。



 股関節を下から見た所。最近のHGシリーズのキットと同様、股関節自体が回転する構造になっています。
 BB戦士にしてはかなり凝ったつくりで、かなり派手なポーズもこなせる様になっています。



 ストライクフリーダムとの比較写真。
 サイズは似たような物ですが、ダブルオーガンダムの極端な逆三角形の体型が、SDでもしっかり再現されているのが分かります。

 BB戦士版のダブルオーガンダムは最近のBB戦士キットらしい手堅いつくりで、なおかつHGキットなどからのフィードバックも見られる内容になっています。
 それでも、組み立ての簡単さは損なわれていないので、MGなどの複雑なキットに疲れた時の骨休めには最適でしょう。