バンダイ SDガンダムBB戦士288 ストライクフリーダムガンダム 仮組みレビュー トップページに戻る
バンダイ BB戦士288 ストライクフリーダムガンダム 定価630円
本キットは、ガンダムSEED DESYINYのTVシリーズが放映された2006年に発売。
ガンダムSEEDディスティニーは、本編アニメが後半ドタバタになって、一方の主役機である筈のストライクフリーダムガンダムが4〜5話程度しか活躍しないという異常事態に。他にも、後半の主力商品となる筈の主役級ガンダムがことごとく数話程度しか登場しなかったので、バンダイも模型店も頭を抱えたものです。
それでも、ストライクフリーダムガンダム(通称ストフリ)は、その少ない登場シーンでこれでもかと無敵っぷりを発揮してくれたので、MS自体の人気は高い様です。プラモデルや玩具で様々な商品が発売されており、当然BB戦士にもラインナップ。
BB戦士ストフリのパーツ写真。
基本的には前作フリーダムなどのSEED系BB戦士と同じ標準的な構成。HGシリーズと同じPC-123ポリキャップが使用されています。
BB戦士ストフリのキットを組み上げて、付属のホイールシールを貼った状態。
色分けはBB戦士キットの標準的な仕様で完全ではないですが、子供たちがガンダムマーカーで塗り分ける楽しみを残しておいた方が逆にいいかも。
顔の造形は、さんざんな出来だった1/100やHG1/144よりずっといい感じで、なかなか男前。
腰に装備したビームライフルをかまえた所。ストフリは腰の部分にレールガンの位置移動と射撃状態への展開ギミックがありますが、BB戦士のキットでもそれを見事に再現。射撃モードを再現する事ができます。ライフルや砲身裏側の肉抜き穴が豪快ですが、そこはBB戦士なのでやむを得ない所。
ただ、ウィングのドラグーンシステムが省略されているのは微妙な所。子供向けには部品が多くなりすぎるためにオミットしたのかな。
二丁のライフルは設定通り前後に合体可能。ちょっと苦しいですが両手持ちも出来ます。
ビームシールドとビームサーベルのパーツも付属しますが、白一色なのでちょっとさみしい。サーベルの刃は、HGキット辺りから流用するといいかも。
腰のレールガン基部の回転構造。BB戦士のキットにしては凝ったギミックになっています。
腕の可動ギミック。1/144HGキットと同じポリキャップを使用していて、ほぼ同様の可動をこなします。肘は90度以上曲げることが可能。
この後のSD三国伝以降では肘可動が省略されてしまいますが、SD体型だと腕の可動があるとポーズの幅がかなり広がるので、肘可動はあった方がいいと思います。
先代フリーダムガンダムとの比較写真。
一見似たような両者ですが、実は各部の形状がまったく異なっているのが判ります。頭部形状もストフリの方は丸みが強く、顔つきもまるで異なる。
全体的に手堅いつくりのBB戦士ストフリですが、ドラグーンシステムの省略やビームシールドの色分けなど、600円という価格設定からくるコストダウン部分がいくつか見られます。ただ、あくまでBB戦士キットは子供のためにあるべきだと思うので、過度なパーツの複雑化や高価格化はあまり薦められず、難しい部分ではありますね。